
最近、「料理定年」や「家事卒業」という言葉を耳にする機会が増えました。
長年、家族のために料理や家事を担ってきた人たちが、「これからは無理をしすぎない暮らし方を選びたい」と考える流れが広がっています。
芸能界でも家事との向き合い方や夫婦の役割分担について率直に語る人が増えており、「家事は女性がやるもの」という固定観念も少しずつ変化しているようです。
この記事では、「料理定年」という言葉の背景や、有名人たちの家事観、さらに“生活寿命”という考え方についてまとめました。
「料理定年」という考え方が広がる理由
「料理定年」とは、長年続けてきた料理を完全にやめるというより、“頑張りすぎる料理”から卒業する考え方として使われることが増えています。
背景には、
・高齢化
・家事負担の偏り
・冷凍食品や宅配サービスの普及
など、生活スタイルの変化があります。
料理研究家の土井善晴さんが提唱する「一汁一菜でよい」という考え方も、“毎日何品も作らなければならない”というプレッシャーを和らげたとして、多くの支持を集めました。
また、評論家の樋口恵子さんは、「調理定年」という考え方を発信し、高齢になっても無理をし続ける必要はないと語っています。
山口智子さんが語った「料理との距離感」
女優の山口智子さんは、過去のインタビューなどで「もう一生分料理を作った」という趣旨の発言が注目されました。
結婚当初は料理に力を入れていた一方で、年齢やライフスタイルの変化とともに、“料理を頑張りすぎない暮らし”へ考え方が変わったことを語っています。
また、小柳ルミ子さんもテレビ番組で、料理中に体調を崩した経験から「無理をしない」ことを重視するようになったと明かしています。
以前は、「手作りを続けること」が美徳とされる空気もありましたが、最近は“自分の負担を減らす選択”として受け止められることが増えているようです。
家事分担をオープンに語る芸能人夫婦
近年は、夫婦で家事を分担するスタイルについて率直に話す芸能人も増えています。
柄本佑さんと安藤サクラさんは、「どちらかが固定で担当する」というより、“できる方がやる”感覚を語っていました。
また、野々村友紀子さんと川谷修士さん夫妻は、「名もなき家事」を見える化したことでも話題になりました。
家事は、料理や掃除だけではなく、
・洗剤の買い足し
・子どもの予定管理
など、小さな作業の積み重ねでもあります。
そのため最近は、「半分ずつ」にこだわるより、
・忙しい時は入れ替える
・家電や外部サービスを活用する
という柔軟な形を選ぶ家庭も増えているようです。
“主夫的スタイル”を選ぶ男性も増えている
男性側が家事や育児を多く担うケースも、以前より珍しくなくなってきました。
“主夫芸人”として活動する中村シュフさんは、妻が主な収入を担い、自身が家事や育児を担当する生活を公表しています。
また、つるの剛士さんも育休取得や弁当作りについて発信しており、「男性も家庭に積極的に関わる時代」を象徴する存在の一人として知られています。
最近は、「完全な専業主夫」というよりも、
・家事育児を多めに担当
・妻の仕事を優先する
といった“半主夫型”の家庭も増えている印象です。
女性が働き、夫が家庭を支えるケースも
女性側が主な収入を担い、夫が家庭を支えるスタイルについても、少しずつ知られるようになりました。
タレントでエッセイストの小島慶子さんは、一家でオーストラリアへ移住後、自身が日本と現地を往復しながら仕事を続け、夫が家事や育児を担当する生活を公表しています。
また、元テレビ朝日アナウンサーの大木優紀さんも、家族でハワイへ移住した際、夫が主夫的役割を担ったことについてインタビューで語っています。
役割を入れ替えることで、「相手の大変さが初めてわかった」という声は、芸能界だけではなく一般家庭でも増えているようです。
「生活寿命」という考え方
最近は、“平均寿命”よりも「生活寿命」という言葉が注目されています。
生活寿命とは、自分の力で生活を続けられる期間のことです。
たとえば、
・買い物へ行く
・掃除をする
・人と交流する
といった日常の動作を、どこまで自立して続けられるかを重視する考え方です。
興味深いのは、「料理を完全にやめると、生活機能の低下につながる可能性もある」と指摘されている点です。
料理には、
・段取りを考える
・栄養を考慮する
といった脳や身体への刺激があります。
そのため最近は、「頑張りすぎる料理」は卒業しても、“簡単でも続ける”ことが大切という考え方が広がっています。
実際には、
60代で手間を減らし、70代では簡単なメニュー中心に、80代では惣菜や宅配サービスを活用するなど、“完全にやめる”より「少しずつ軽くする」人が多いようです。
これからは「自分らしく続ける時代」
以前は、「定年=完全引退」という考え方が一般的でした。
しかし最近は、
・週に数日だけ働く
・好きなことを続ける
・家事を簡略化する

など、“縮小しながら続ける”スタイルへ変化しています。
「料理定年」も、料理を放棄するというより、“無理をしすぎない生き方”の一つとして広がっているのかもしれません。
家事も仕事も、「どこまで頑張るか」を自分で選ぶ時代になってきていると感じます。
参考資料
・https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/388057
・https://www.oricon.co.jp/news/2345094/
・https://www.lettuceclub.net/news/article/1103088/
・https://classy-online.jp/lifestyle/514766/
・https://chanto.jp.net/articles/-/1002201
・https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202403190000680.html
・https://frozenfoodpress.com/2024/12/19/tbs-the-time-chori-teinen


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