男性更年期に効果が期待される成分は?症状や治療法をわかりやすく解説
男性更年期は、加齢に伴って男性ホルモン(テストステロン)が低下することで起こる体や心の変化です。
疲れが取れない、やる気が出ない、筋力が落ちた、性機能の変化を感じるなど、さまざまな症状が現れることがあります。
本日(2026年8月3日)時点では、男性更年期は「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」として知られ、医療機関で診断・治療を受けられる疾患の一つです。
私も漢方薬局で働く中で、男性のお客様から健康維持や体力について相談を受ける機会が増えたと感じています。
男性更年期でよくみられる症状
男性更年期では、次のような症状が現れることがあります。
身体の症状
・筋力や体力の低下
・ほてりや発汗
・睡眠の質の低下
・性欲や勃起機能の変化
心の症状
・意欲の低下
・集中力の低下
・イライラしやすい
これらは加齢だけでなく、ストレスや生活習慣、ほかの病気が影響している場合もあるため、自己判断せず医療機関で相談することが大切です。
漢方薬局で相談されること
私が勤務する漢方薬局でも、
「最近疲れやすい」
「何か健康維持に役立つサプリメントはありませんか」
と相談される男性が少なくありません。
その中で取り扱いのある健康補助食品として、「ルンブルクスルベルス(ミミズ乾燥粉末)」を紹介することがあります。
ミミズ乾燥粉末には、血流に関する研究が行われている成分が含まれており、健康維持を目的としたサプリメントとして利用されています。ただし、医薬品ではないため、高血圧や血栓症などの治療を目的としたものではありません。
また、マカを配合したサプリメントを希望される方もおられます。
マカは健康食品として人気がありますが、男性更年期そのものへの効果を十分に示す医学的根拠は限られています。サプリメントはあくまで健康維持をサポートするものと考えるのがよいでしょう。
相談しづらい悩みだからこそ
男性特有の悩みは、家族にも相談しにくいという方が多くいらっしゃいます。
私が接客したお客様の中にも、
「専門クリニックへ行くほどではないけれど、少し元気がなくなってきた気がする」
という理由で漢方薬局を訪れる方がおられました。
健康相談ができる場所として薬局を選ばれる方も少なくないようです。
もちろん、症状が続く場合は自己判断せず、泌尿器科や男性更年期外来などの受診も検討したほうが安心です。
著名人の公表で男性更年期への理解も広がる
男性更年期については、タレントのヒロミさんが50代で不調を感じ、医療機関を受診した結果、更年期障害と診断されたことを公表しています。治療を受けたことで症状が改善したとインタビューで語っています。
また、お笑い芸人のカズレーザーさんも、ED治療薬の処方を受けていることをラジオ番組などで明かしています。
こうした公表により、男性の健康についても以前より話題にしやすい雰囲気が生まれてきたように感じます。
症状が気になるときは医療機関へ
男性更年期の症状は、テストステロン値の低下だけでなく、甲状腺疾患やうつ病、睡眠時無呼吸症候群など別の病気が隠れている場合もあります。
そのため、
・十分な睡眠
・適度な運動
・バランスの良い食事
を心掛けながら、症状が続く場合は医療機関で検査を受けることが大切です。
必要に応じて、ホルモン補充療法や薬物療法などが選択されることもあります。
まとめ
男性更年期は決して珍しいものではなく、年齢とともに誰にでも起こる可能性があります。
私も漢方薬局で働くようになり、男性のお客様から健康や体力について相談を受ける機会が増え、「一人で悩まず相談すること」の大切さを改めて感じています。
サプリメントや漢方薬は健康維持を支える選択肢の一つですが、医薬品の代わりになるものではありません。症状が強い場合や長く続く場合は、医師や薬剤師に相談し、自分に合った治療法を見つけることが健康寿命を延ばす第一歩になるでしょう。
参考資料
・厚生労働省「e-ヘルスネット(男性更年期障害・LOH症候群)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
・日本泌尿器科学会
https://www.urol.or.jp/
・一般社団法人 日本Men’s Health医学会
https://www.mens-health.jp/


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