骨折で整形外科へ。薬剤師に教えてもらった漢方とは①

登録販売者

足の小指を骨折して飲んだ漢方「治打撲一方」

ティティ
ティティ

家具に足の小指をぶつけ、人生で初めて骨折を経験しました。

ぶつけた瞬間はかなり痛かったものの、しばらくすると痛みは少し落ち着きました。ところが足を見ると、小指が外側に大きく曲がっています。

「これはもしかして骨折かも」

そう思い、週明けに整形外科を受診。レントゲン検査の結果、やはり骨折していました。

その後、勤務先の薬剤師から教えてもらったのが「治打撲一方(じだぼくいっぽう)」という漢方です。

本日(2026年9月20日)時点で確認できる公式情報を調べると、治打撲一方は骨折そのものを治す薬ではなく、主に打撲による腫れや痛みなどに用いられる漢方です。

今回は、私の骨折体験と、治打撲一方について調べてみました。

足の小指を家具にぶつけて骨折

ある土曜日の夜、家具に足の小指を強くぶつけました。

痛みはぶつけた瞬間が一番強く、その後は少し落ち着いてきました。

ところが小指を見ると、外側に大きく曲がっています。

骨折した経験がなかったので、その時点では確信がありませんでしたが、「これは普通の打撲ではなさそう」と感じました。

週末だったこともあり、その日は患部を冷やして休み、週明けに整形外科を受診しました。

日本整形外科学会によると、骨折では痛みや腫れのほか、状態によっては変形が見られることがあります。診断にはX線検査などが用いられます。

私の場合も、整形外科で角度を変えてレントゲンを撮影してもらい、骨折が確認されました。

ティティ
ティティ

幸い、骨のズレはほとんどないとのことで、ひとまず安心しました。

骨折後も仕事へ

病院では痛み止めを処方してもらい、次の診察まで経過を見ることになりました。

足をかばいながらの出勤は、最初はなかなか大変です。

特に初日は歩くスピードもかなりゆっくり。電車に乗って勤務先へ向かいました。

整形外科では、足をしっかり支えられる靴をすすめられたので、履き物にも気をつけるようにしました。

日本整形外科学会では、骨折は必要以上に安静にするのではなく、骨折部を安定させたうえで周囲の関節や筋肉を適切に動かすことが大切な場合があると説明しています。ただし、具体的な動かし方や荷重については、骨折の場所や状態によって異なります。

私も自己判断で無理をするのではなく、整形外科で受けた指示を基本に生活することにしました。

薬剤師から教えてもらった「治打撲一方」

そんな話を勤務先の薬剤師にすると、

「打撲などに使われる漢方がありますよ」

と教えてもらいました。

それが「治打撲一方」です。

登録販売者として漢方について勉強してきたつもりでしたが、私自身はこの処方を詳しく知りませんでした。

ちょうど製薬会社の担当者の方から話を聞く機会もあり、薬剤師に相談したうえで試してみることにしました。

ただし、ここは大切なところです。

治打撲一方は、公式の効能・効果では「打撲によるはれ及び痛み」などに用いられる漢方です。

つまり、「飲めば骨折が早く治る漢方」と考えるのは適切ではありません。

私の場合は、骨折の治療そのものを治打撲一方だけに任せたのではなく、整形外科で診察を受けたうえで、薬剤師に相談して服用しました。

治打撲一方にはどんな生薬が入っている?

治打撲一方には、川芎、撲樕、川骨、桂皮、甘草、丁子、大黄などの生薬が配合されています。

ティティ
ティティ

なかでも私が気になったのが「大黄」です。

大黄には瀉下作用があるため、治打撲一方でも人によってはおなかが緩くなることがあります。

実際、公式の医療用医薬品資料でも、大黄の瀉下作用には個人差があるため、用法・用量に注意するよう記載されています。また、ほかの漢方薬などとの併用では、生薬の重複にも注意が必要です。

私の場合はもともと便秘気味だったこともあり、服用した際に大きな変化は感じませんでした。

ただし、これはあくまで私自身の体験です。

漢方薬だから誰にでも同じように合うとは限らないので、服用を考える場合は、医師や薬剤師などに相談することが大切だと改めて感じました。

治打撲一方は骨折にも使われる?

治打撲一方について調べてみると、外傷後の腫れに対する使用を検討した研究もあります。

2016年に発表された研究では、外傷後または手術後の腫れがある患者に治打撲一方を投与し、症状の経過を調べています。その結果から、外傷や術後の腫れを軽減する治療薬となる可能性が示唆されています。

一方で、この研究だけをもって「骨折の治癒を早める」と断定することはできません。

骨折の治療では、骨折した場所や骨のズレ、骨折部の安定性などによって治療方法や治癒までの期間が異なります。

私自身も「治打撲一方を飲んだから早く治った」とは言い切らず、整形外科での経過観察とあわせて、自分の足の状態を見ていきたいと思っています。

初めての骨折で感じたこと

今回の骨折で一番感じたのは、「まさかこんなことで」という身近な出来事からでも骨折することがあるということです。

足の小指を家具にぶつけただけと思っていても、実際には骨折していました。

特に指が明らかに変形していた私の場合、結果的に整形外科でレントゲン検査を受けて診断してもらえたことは安心につながりました。

日本整形外科学会も、骨折が疑われる場合は整形外科を受診し、X線などによる適切な診断を受けることをすすめています。

骨折の治癒期間も、すべてのケースで「3か月」と決まっているわけではありません。部位や骨折の状態によって異なるため、主治医の説明を聞くことが大切です。

今回、私は思いがけず骨折を経験したことで、普段仕事で接している漢方についても新しく知ることができました。

ティティ
ティティ

登録販売者になってから数年たっても、まだまだ知らないことがあります。

これからも自分自身の体験を通して、漢方や薬について学んだことを少しずつブログに残していきたいと思います。

※この記事は筆者自身の体験をもとにしたものです。治打撲一方については、医薬品の公式情報を確認したうえで記載しています。骨折の治療や漢方薬の服用については、自己判断せず、医師や薬剤師に相談してください。

参考資料

・独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ治打撲一方エキス顆粒(医療用)」

・株式会社ツムラ「治打撲一方」

・公益社団法人 日本整形外科学会「骨折」

・J-STAGE「外傷・術後腫脹に対する治打撲一方の治療効果」

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