薬剤師会での出会いと学び
前回は薬剤師会での仕事内容についてお話ししました。
今回は、一緒に働いた仲間との出会いや、事務局の日常について振り返ってみたいと思います。
20年以上の専業主婦生活を経て社会復帰した私にとって、薬剤師会での仕事は新しい発見の連続でした。
今振り返ってみても、あの職場で出会った人たちや経験は、その後の人生に大きな影響を与えてくれたと思います。
同じ日に採用されたもう一人の事務員さん

面接には10名ほどの応募者がいたと後から聞きました。
私自身も採用されるとは思っていなかったので、連絡をいただいた時は本当にうれしかったことを覚えています。
さらに驚いたのは、事務員を2名採用する予定だったことです。
もう一人採用された方は私より少し年下の主婦の方で、教員免許をお持ちでした。以前はテレビ局でアナウンサーとして勤務された経験もあったそうで、とても行動力があり、知識も豊富な方でした。
当時の私は長い専業主婦生活から復職したばかり。一方で、その方はさまざまなキャリアを積んでこられた方でしたので、最初は少し緊張したのを覚えています。
働きながら多くのことを教わった
採用後に聞いた話では、事務局としても異なるタイプの人材を採用することで、仕事のバランスを考えていたようです。
実際に一緒に働いてみると、私はその方から多くのことを学ばせていただきました。
ただ、募集要項には週4日勤務と記載されていたものの、実際には2人で業務を分担する体制だったため、勤務日数や仕事内容について理想との違いもあったようです。
その方は約1年で退職されましたが、短い期間でもたくさんのことを教えていただき、今でも感謝しています。
想像以上に忙しかった事務局業務

薬剤師会の仕事というと、静かな事務作業を想像する方もいるかもしれません。
しかし、私が勤務していた地域では約100の薬局が所属しており、事務局は想像以上に忙しい職場でした。
薬剤師会から送られてくる資料や案内文書を各薬局へ発送する作業だけでも大仕事です。
宛名データの管理や印刷、封入作業、発送準備などを行い、宅配業者へ引き渡すまでを担当していました。
発送する資料が多い日には、数時間があっという間に過ぎていきます。
事務職はデスクワーク中心という印象がありますが、実際には細かな確認作業や調整業務も多く、集中力が求められる仕事でした。
学校薬剤師を支える裏方の仕事
薬剤師会の仕事の中でも印象に残っているのが、学校薬剤師に関する業務です。
学校薬剤師の先生方は、学校の環境衛生検査や健康管理を支える大切な役割を担っています。
その業務に使用する測定機器の貸し出しや返却管理も事務局の仕事の一つでした。
ただ、測定機器は精密なものも多く、扱いには注意が必要です。
時には「機器の調子が悪い」「前回の利用状況を確認したい」といった問い合わせを受けることもありました。
そんな時は利用された先生方と連絡を取り合いながら対応し、円滑に業務が進むよう調整していました。
表からは見えにくい仕事ですが、地域医療や学校保健を支える大切な役割だったと感じています。
人とのつながりが財産になった
振り返ると、薬剤師会での仕事は単なる事務職ではありませんでした。
薬剤師の先生方や事務局の仲間との出会いを通して、地域医療の仕組みや人を支える仕事の大切さを学ぶことができました。
長い専業主婦生活を経て社会復帰した私にとって、この経験は大きな自信につながりました。
そして、この時に得た知識や人とのつながりが、その後の登録販売者資格取得や漢方薬局での仕事へと続いていきます。
今思えば、薬剤師会で過ごした日々は私の第二の人生のスタート地点だったのかもしれません。

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