夏になると増える水虫の相談

梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。
汗ばむ季節になると、漢方薬局でも皮膚のトラブルに関するご相談が増えてきます。その中でも毎年多いのが、水虫についての相談です。
水虫は年齢や性別を問わず多くの方にみられる身近な皮膚疾患です。以前は男性に多い印象がありましたが、最近では女性からのご相談も珍しくありません。
漢方薬局で取り扱っている水虫薬
私が勤務する漢方薬局では、ナマコ由来成分を配合した外用薬を取り扱っています。
過去にはテレビ番組で紹介されたこともあり、「以前見たことがある」と話されるお客様もいらっしゃいます。
ただし、水虫の症状や原因は人によって異なります。皮膚の状態によっては別の病気が隠れていることもあるため、自己判断せず、薬剤師や登録販売者へ相談しながら自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
水虫は根気よく治療を続けることが大切
水虫は、症状が落ち着いたように見えても原因となる白癬菌が残っている場合があり、治療には時間がかかることがあります。

実は、私の主人も以前、水虫になった経験があります。
仕事の研修先で共用スリッパを履いたことがきっかけだったようで、とても清潔好きな人だっただけに本人も驚いていました。
当時、私はまだ登録販売者の資格を取得していなかったため、皮膚科を受診し、医師の指導のもと約1年間治療を続けて完治しました。
この経験から、「途中で治ったと思って自己判断で薬をやめないこと」の大切さを実感しています。
水虫になりやすい人の特徴
一般的に、次のような環境では水虫になりやすいとされています。
・長時間同じ靴を履くことが多い
・靴の中が蒸れやすい
・加齢などにより皮膚のバリア機能が低下している
私自身は乾燥肌ということもあり、水虫にはなりませんでしたが、家族の一人が感染すると家庭内で広がる可能性もあるため、日頃の予防が大切だと感じています。
家庭でできる予防法

水虫を予防するためには、毎日の生活習慣を少し見直すことも効果的です。
・バスマットをこまめに洗濯する
・床やカーペットを清潔に保つ
・吸湿性の良い靴下を選ぶ
・靴を毎日替え、十分に乾燥させる
最近では、乾きやすい珪藻土タイプのバスマットを利用している家庭も増えています。
まとめ
水虫は決して珍しい病気ではありません。
「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、治療が長引くこともあります。
夏は特に足元が蒸れやすい季節です。毎日の足のケアを心掛け、気になる症状がある場合は早めに皮膚科や薬局で相談すると安心ですね。
暑い日が続きますが、体調管理とともに足元の健康にも気を配りながら、元気に夏を過ごしたいものです。
参考資料
・日本皮膚科学会「皮膚真菌症診療ガイドライン」
・厚生労働省
・日本臨床皮膚科医会
・独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)


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